デジタル資産市場メーカーであるウインターミュートのエフゲニー・ガエヴォイCEOによると、イーサリアムのリーダーたちは資本主義か社会主義の経済システムのどちらかを支持する選択をしなければならないという。

「資本主義を築くか、計画的な社会主義を築くかのどちらかだ。両方を同時に持つことはできない」とガエヴォイ氏は6月6日にXに 投稿 した。これはイーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏とイーサリアムベースの分散型取引所(DEX)であるユニスワップの創設者、ヘイデン・アダムス氏がセレブリティミームコインの急増に関する最近のコメントを受けたものだ。

「将来的にETHが失敗するなら、それは「ソラナが速いから」ではなく、ETHの「エリート」が大きな矛盾に陥っているからだ」

ガエヴォイ氏は、ブテリン氏、アダムス氏、およびイーサリアムコミュニティの「多くの他の人々」が、社会にポジティブな変化をもたらす「価値のある」製品を作りたいと主張しつつ、資本主義的アプローチである最大抽出可能価値(MEV)という矛盾に直面していると述べた。

「ヴィタリックやヘイデン、その他多くの人々は、私たちが造るものは、『その目的が価値あるもの(ヘルスケア、オープンソースソフトウェア、アートなど)』でなければ尊重されないとか、『この分野で最高のビルダーは、ポジティブな社会変革に突き動かされている』と言うことで、『資本主義を解決』しようとしている」

ガエヴォイ氏は、ブロックチェーン技術そのものが純粋に資本主義的なインセンティブに基づいたシステムを作り出すのに「適している」と主張した。

ブテリン氏のセレブリティミームコインに関する最近のコメント

ブテリン氏はこのほど、セレブリティミームコインが社会に「価値のある」ものを提供しないと主張した。

6月5日、コインテレグラフは、ブテリン氏がプロジェクトの目標はトークンが最終的に価値を失っても、平均的な参加者が関与したことに満足し、喜びを感じるべきであると信じていると報じた。

さらに、ブテリン氏によると、金融化は社会に価値をもたらす目的を持つ場合にのみ正当化されるという。この「社会に価値をもたらす目的」とは医療の改善、オープンソースソフトウェアのサポート、アートと創造性の促進などの目的が含まれる。

「今回のサイクルでのセレブリティの実験にはかなり不満を感じている」とブテリン氏はXに書いた。

一方で、アダムス氏はセレブリティミームコインに「何の問題もない」と主張した。しかし、ラッパーのイギー・アゼリアがブテリン氏に対して見下すような発言をしたことを批判し、彼を「この分野で最高のビルダー」と擁護し、アダムス氏はアゼリア氏に対して「利益を社会的な目的に寄付するなどの方法で使うべきだ」と提案した。

イーサリアムのリーダーたちは「矛盾」に直面している=ウィンターミュートCEO image 0 Source: Iggy Azalea

6月6日、コインテレグラフは、アゼリア氏のミームコイントークン「MOTHER」が他の著名人ミームコインの失敗とは異なり、史上最高値0.1272ドルを達成したと報じた。発表時点で、MOTHERはコインゲッコのデータによると、0.1522ドルでさらに高値を更新している。

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