オーストラリアのANZ銀行、シンガポール金融管理局主導のプロジェクト・ガーディアンに参加
オーストラリアの銀行ANZは、シンガポール金融管理局が主導するプロジェクト「ガーディアン」に参加し、金融市場におけるトークン化された実世界資産へのより広範なアクセスを模索すると発表しました。ドイツ銀行は5月にこのプロジェクトに参加しており、公共および民間組織の協力による資産トークン化の実装テストを支援しています。
オーストラリアの銀行ANZは月曜日、シンガポール金融管理局が主導するプロジェクト・ガーディアンに参加し、「金融市場におけるトークン化された実世界資産へのより広範なアクセスを探求する」ことを発表しました。
ANZは、Chainlink LabsおよびADDXと提携し、「商業手形のようなトークン化された実世界資産を交換するためのプライベートブロックチェーン間の相互運用性を実験する」と声明で述べています。
2022年に開始されたプロジェクト・ガーディアンは、実世界資産のトークン化をテストするために設計された官民共同のトークン化プロジェクトです。参加団体には、イギリスのFCA、スイスのFINMA、日本のFSAに加え、ドイツ銀行、シティ、アポロなどの金融機関が含まれています。このプロジェクトは、固定収入、資産管理、外国為替セクターにおけるトークン化を探求しています。
「ANZとの協力を継続し、プロジェクト・ガーディアンの一環として安全なクロスチェーンインフラストラクチャで彼らの市場をリードするデジタルイノベーションプログラムをサポートできることを嬉しく思います」とChainlinkの共同創設者セルゲイ・ナザロフは述べています。「相互運用性は、金融機関が大規模にトークン化された資産を取引するために重要であり、Chainlink CCIPはトークン化経済の成長を加速するための重要な推進力です。」
ANZシンガポールの責任者であるマーク・エバンスは、銀行が「地域全体の顧客の将来のニーズを満たすために不可欠な、安定した安全なデジタル資産エコシステムの開発を迅速化する役割を果たすことを目指している」と述べています。
声明によると、ANZはシンガポールで50年間活動しています。
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