暗号AIスマートリングのスタートアップCUDISがWorld Appを統合し生体データを検証

ブロックチェーンベースのフィットネスリング開発者であるCUDISは、以前はWorldcoinとして知られていた暗号通貨プロジェクトに接続するアプリであるWorld Appを統合し、ユーザーが生体認証データを確認し保護できるようにしました。

CUDISは、心拍数や睡眠スケジュールなどの健康データを追跡するスマートリングを販売しています。これはOuraのようなものですが、DePINです。他のウェアトゥアーン製品と同様に、CUDISはハードウェアデバイスの使用や「パーソナライズされたAIフィットネスコーチ」とのチェックインなどの活動に対してユーザーにポイントを付与します。同社は年末までにSolanaベースのトークンをエアドロップする計画を発表しました。9月にはMagic EdenでEdamameというNFTシリーズを導入しました。

World IDの統合により、虹彩をスキャンして自分がユニークな人間であることを確認したユーザーにデジタルパスポートを提供することで、CUDISは長期計画していた多くの機能を実現できるようになります。例えば、ユーザーがオンチェーンでデータを自己管理できるようにすることは、収益化への一歩です。また、データのプライバシーも向上します。

「私たちは各リングホルダーのためにユニークな公開鍵と秘密鍵のセットを作成し、すべての生体認証データをユニークな鍵で暗号化し、InterPlanetary File Systemに安全に保存します」とCUDISのCEOであるエディソン・チェンはThe Blockに語りました。「この分散型ストレージ方法はデータのセキュリティと可用性を向上させ、無許可のアクセスからデータを保護します。ブロックチェーン技術とシームレスに統合することで、データ取引の不変の記録を提供し、透明性と信頼を確保します。」

Worldの人間証明技術を通じてユーザーの生体認証データを確認することに加えて、CUDISはWorld IDホルダー向けに限定版スマートリングを発売します。同社は5月以来、最大10,000台のデバイスを販売しています。

CUDISは9月18日にDraper Associatesが主導するシード資金で500万ドルを調達しました。また、ウェブサイトにはSaga DAO、Helium Mobile、DeGodsをパートナーとして挙げています。

Worldcoinは10月17日にWorld Networkにブランドを変更しました。このプロジェクトは、ディープフェイクの増加やAIエージェントの脅威の高まりなどのオンライン問題に対する解決策を提供することを目的としており、生体認証データを提出した人々にWRDトークンの形で報酬を与えます。World Networkのリード開発者は、OpenAIのCEOであるサム・アルトマンとアレックス・ブレイニアによって共同設立されたTools for Humanityです。