仮想通貨ゲームプラットフォーム「イミュータブル」は、米証券取引委員会（SEC）からウェルズ通知を受けたが、同委員会の執行措置に対抗することを誓った。

11月1日の発表 で、イミュータブルはSECが通知で具体的な申し立てをしていないものの、2021年に行われたIMXトークンの「上場とプライベートセール」が標的にされていると考えている。

イミュータブルの他にも、今年ウェルズ通知を受けた企業にはオープンシー、クリプトドットコム、ユニスワップなどがある。イミュータブルは、ウェルズ通知が発行された直後にSECと10分間の電話会議を行ったという。

SECは会議中、2021年の イミュータブルのブログ投稿 で、IMXトークンのプレローンチが1トークンあたり0.10ドルで行われたが、「10ドルを100対1で分割して」発行されたと 記載されている ことが不正確であり、当事者間に価値の交換がなかったことを示唆していると主張した。「SECは間違っている。実際の対価があったことは、企業との建設的な対話を通じて知ることができたはずだ」とイミュータブルは反論した。

ウェルズ通知は、SECが規制違反の可能性を考慮していることを通知する正式な書面だ。通常、SECが調査を完了し、証券法違反の可能性がある証拠を発見したことを示している。

さらに、イミュータブルは、ウェルズ通知の発行方法に非常に不満を抱いているとし、ほとんど警告なしに通知が突然送られたと述べた。「ウェルズ通知が発行される前には、通常、企業の弁護士とSECの間で数ヶ月にわたるインタビューや会話が行われ、SECが状況を完全に理解することがある。しかし、私たちの初めてのSECとのやり取りで、通知がその週のうちに発行されると言われ、数時間以内に受け取った」とイミュータブルは説明している。

潜在的な執行措置に対して、イミュータブルは「自社の立場に自信を持っている」とし、執行措置があれば果敢に反撃するとした。

「SECが業界全体のトークンを証券と無差別に主張しているにもかかわらず、IMXトークンが証券ではないと確信している」とイミュータブルは声明で書いている。さらに、SECはジェームズ・ファーガソンCEOや、IMXトークンの発行元であるデジタルワールド財団にもウェルズ通知を発行したとし、手当たり次第に法的措置を行っていると非難した。

IMXトークンの価格は、SECの行動を受けて1時間で最大9%急落し、現在は1.20ドルで取引されている。

The price of IMX dropped sharply following news of the Wells notice. Source: TradingView

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