ビットコインマイニング企業MARA 時間外取引で株価が9%下落 第3四半期の収益が市場予想を下回る
ビットコインマイニング企業MARAホールディングス(旧マラソン・デジタル)は、第3四半期の収益がアナリストの予測を下回ったため、時間外取引で9.1%下落した。
11月12日に発表された第3四半期の収益は1株あたり0.34ドルの損失となり、市場予想をやや上回った。しかし、売上高は前年同期比34.5%増の1億3160万ドルにとどまり、予想されていた1億4810万ドルには届かなかった。MARAは第3四半期で営業費用が4000万ドル増加し、第3四半期の純損失は1億2480万ドルにのぼった。
グーグルファイナンス によると、MARAは11日の終値25.23ドルから0.88%上昇した後、時間外取引で22.94ドルまで約9.1%下落した。前日にはは、ビットコインが9万ドルに向けて急騰し、MARAの株価も30%上昇していた。
Source: Google Finance
MARAの発表によれば、第3四半期において147のビットコインブロックを採掘し、ハッシュレートが17.1%増加して毎秒約37エクサハッシュ(EH/s)に達した。
MARAはまた、第3四半期においてビットコイン(BTC)の保有量が45%増え、2万6747BTCとなった。これは23億6000万ドルに相当する。MARAは第3四半期から「すべてのBTCを保有し続ける」方針を取っており、BTC保有量が増加した。
また、第3四半期には現金準備金から1億ドルを投じてビットコインを追加購入した。「マイニング事業への投資と事業の成長を続ける一方で、市場の低迷時にBTCを購入する機会を活用する」とMARAは説明した。
MARAの第3四半期の貸借対照表には含まれていないが、同社は11月11日にオハイオ州の施設で追加の372メガワット(MW)の容量を 購入し 、そのうち152MWはすでに稼働している。
MARAは、残りの220MWがいつ稼働するかは明かしていないが、収益が上がるまで通常12~18カ月かかる点を強調している。
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