BTCは今年最後の目玉材料を目前に失速 市場に警戒感広がる【仮想通貨相場】
17日のビットコイン(BTC)円は1634万円から取引が始まった。前日の史上最高値更新や、米国での戦略的BTC備蓄(SBR)実現への期待感から、相場は東京時間から強含みに推移し、欧州時間に入ると史上最高値を更新し1657.8万円まで上昇した。その後は失速する場面もあったが、欧州議会議員がEUでのSBR確立と中央銀行デジタル通貨(CBDC)廃止を求めたことを好感し、米国時間序盤には1665万円に浮上した。一方、本日最終日を迎える米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、この日の米株式市場は警戒感から軟化。今週のBTC相場の支援となっていたハイテク株も失速し、BTCは徐々に上げ幅を縮小した。今朝方には一時1620万円近辺まで水準を下げる場面もあったが、終値は1632.6万円と前日からほぼ変わらずとなった。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
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