ビットコインの決済数が年間最低水準に　年末年始の休暇シーズンで流動性不足か

ビットコイン（BTC）の1日あたりの決済数が年間最低水準に落ち込み、流動性が不足する年末年始の時期を物語っている。

Blockchain.comのデータ によれば、12月26日のビットコインの確認済み決済数は62万3434件に達し、年間で最低水準となった。

1日あたりのビットコイン決済数 Source: Blockchain.com

確認済みビットコイン決済は、ブロックチェーンネットワークのコンセンサスメカニズムによって受け入れられ、ブロックに組み込まれた取引であり、これにより取り消し不可能となる。確認済み決済数などの指標は、ビットコインネットワーク上の投資家の活動を測るために使われる。

12月17日、ビットコイン価格は10万8000ドルの過去最高値を超え、85万7000件以上の確認済み決済数となった。

ビットコイン決済数とBTC価格のチャート. Source: Blockchain.com

ビットコインの反発は近いか？

ビットコインのソーシャルセンチメントの弱さは、ビットコインの回復が近いことを示唆している。

ビットコインに関するソーシャルセンチメントは、2024年の最低水準に 落ち込んでだ 。ビットコイン関連のコメントの平均比率は、肯定的なものが45％に対して否定的なものが55％となった。

しかし、この個人投資家のセンチメントの弱さは、ビットコインのブレイクアウトが迫っている兆候かもしれないと、市場情報プラットフォームのサンティメントが12月22日のXポストで書いた。

「声高なトレーダーは今、深刻なFUD（恐怖・不確実性・疑念）を示しており、これは個人投資家の予想とは逆方向に市場が動くことを知っている逆張り派にとって良いニュースだ」。

BTC social media sentiment, comment ratio. Source: Santiment

他の仮想通貨アナリストも、ビットコインの10万ドル以下への調整の終わりを予想している。

ビットコインの現在の下落トレンドは、年末年始の流動性不足の自然な症状だと、ビットゲット・リサーチの主任アナリスト、ライアン・リー氏がコインテレグラフに語った。

「クリスマス後、市場の値動きは通常再び活発になるだろう。トランプ氏就任で恩恵を受ける可能性のあるセクターに対して資金が積極的にポジションを取ると予想される。今週のBTCの予想取引範囲は9万4000ドルから10万5000ドルだ」

次のビットコインの重要な触媒は、2025年1月20日のドナルド・トランプ次期大統領の就任式となる可能性がある。

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