ビットコイン、10万ドル回復!次のターゲットは?【仮想通貨相場】 image 0

ポイント

  • 半値戻しとなる10万ドルをクリア、2万ドルまで値を伸ばす
  • ヘッドアンドショルダーのネックライン3万ドルを抜ければ全戻しが視野に
  • マイクロストテジーなど企業の買いに加えETFフローが好転
  • 1月利下げ織り込みは1割を切り、雇用統計がサプライズでも上方向か

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は続伸。

アジア時間に10万ドルトライするも失敗したが、海外時間に上抜けに成功すると10.2万ドル台まで上値を伸ばしている。

BTCは年末のポジション調整から9.1万ドルで切り返すと、3日のETFフローが9億ドルの流入となったこともあり9.8万ドル台に伸ばした。

週末は9.8万ドルを挟んでのもみ合い推移を続けたが、マイクロストラテジーが20億ドルの劣後株発行でBTC購入資金を調達するとしたことも好感され、週明のCME先物市場がオープンすると9.9万ドル台に値を上げた。

ちょうどメタプラネットが今年1万BTC保有を目指すとしたこともあり10万ドルに肉薄したがアジア時間は抜けきれずにいた。

海外時間に入るとマイクロストラテジーが1億ドルで1070BTC購入、また昨年12月に購入を始めたKURLテクノロジーも21百万ドルの追加購入を発表、ETF市場がオープンすると10万ドルを上抜け、10.2万ドル台まで上値を伸ばした。

なお、この前後で、トランプ政権が輸入品に一律関税を課すのではなく、重要品目に限り課税する方針との情報が流れ、その後トランプ氏が否定、これを受けてドル円が158円近辺から156円近辺に急落、158円台に反発すると言う動きを受け、円建て価格も下に行ってこいとなった。

その後、カナダのトルドー首相が辞任を表明、BTC相場への影響は限定的だったが、暗号資産関連ではポリゴンベースの予想市場Polymarketがまたしても正確に予想をしていたことが話題となった。

また、今朝方議会襲撃から4年を経てトランプ氏の再選が議会で正式に承認されたが、これまた相場への影響は限定的だった。

本日のBTC相場

続きはこちら

著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト

東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。