ビットコイン価格分析

ビットコインは2月20日、20日間指数平滑移動平均線(EMA、9万7700ドル)を上抜けし、強気派が主導権を握ろうとしていることを示した。

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BTC/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

10万ドルの水準は強い抵抗となる可能性がある。ここを突破できれば、BTC/USDTペアは10万2500ドルまで上昇し、その後10万6500ドルを目指す可能性がある。買い手は10万6500ドルから10万9588ドルのゾーンで強い抵抗に直面すると予想される。

弱気派が上昇を阻止するには、価格を迅速に9万3388ドル以下に引き下げる必要がある。それが実現すれば、重要な9万ドルのサポートを再び試す展開になり得る。強気派は9万ドルの水準を全力で防衛すると見られる。ここを下抜けると、弱気のダブルトップパターンが完成する。

イーサ価格分析

買い手は2月21日にイーサ(ETH)を2850ドルのブレイクダウンレベルまで押し上げたが、ローソク足の長い上ヒゲは高値圏での強い売り圧力を示している。

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ETH/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

価格が20日間EMA(2777ドル)を下回ったままで推移すれば、弱気派は再びETH/USDTペアを2500ドル以下へ押し下げようとする。これに成功すれば、2400ドル、さらには2300ドルまで下落する可能性がある。

一方で、価格が2850ドルを超えれば、ETHは下降トレンドラインまで上昇する展開となる。弱気派は下降トレンドラインで抵抗しようとするが、強気派が押し上げに成功すれば、3400ドルまで急伸する可能性がある。

XRP価格分析

強気派は2月19日にXRPを50日間単純移動平均線(SMA、2.72ドル)以上へ押し上げたが、2月20日には弱気派が価格を再び引き下げた。

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XRP/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

20日間EMA(2.64ドル)が横ばいで、相対力指数(RSI)が中立圏付近にあることから、XRP/USDTペアはしばらく対称トライアングルの中で推移する可能性がある。価格が50日間SMAを上抜けすれば、ペアは下降トレンドラインへ向かう可能性がある。

逆に、20日間EMAを下回れば、ペアはサポートラインまで下落する展開が考えられる。次のトレンド相場は、トライアングルの上下どちらかを抜けることで始まる可能性が高い。下降トレンドラインを突破すれば、3.40ドルまで上昇する可能性がある。一方、サポートラインを割り込むと、1.90ドルまで下落するリスクがある。

ソラナ価格分析

強気派はソラナ(SOL)を175ドルのブレイクダウンレベル以上へ押し上げ、短期的な反発の開始を示している。

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SOL/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

しかし、20日間EMA(192ドル)が下降しており、RSIもネガティブな領域にあることから、依然として弱気派が優位に立っている。現在の水準または20日間EMA付近で価格が反落すれば、戻り売りが継続していることを示す。そうなれば、弱気派はSOL/USDTペアを155ドルまで押し下げようとするだろう。

逆に、20日間EMAを上抜けして終値を付ける場合、市場は175ドルの下抜けを拒絶したことになる。その場合、ペアは50日間SMA(210ドル)まで上昇し、さらに220ドルを目指す展開となる可能性がある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。