最終更新日: 2月 23, 2025 07:07 JST
知的財産（IP）管理に特化したブロックチェーンプロジェクト「Story Protocol」の独自トークンが、過去24時間で150% 上昇した 。
Story Protocolは、61兆ドル規模の知的財産市場に向けた分散型プロトコルであり、クリエイターの作品ライセンス管理や収益分配を自動化する「IPレゴ」という独自の仕組みを提供している。
同プロジェクトは、シリコンバレーの著名ベンチャーキャピタルAndreessen Horowitz（a16z）をリードインベスターに迎え、13日にメインネットを正式ローンチした。
ロードマップ発表が価格上昇の要因に
今回のトークン価格の急騰を後押しした主な要因は、20日に公開された技術ロードマップが影響している。
同プロジェクトは、2025年第2四半期に「IPポータル」のベータ版を公開予定であり、第3四半期にはネットワークのアップグレードを計画中だ。この明確な開発計画が投資家の信頼を高め、市場の強気ムードを形成したと考えられる。
この急騰に伴い、Story Protocolの24時間取引高は前日比6.3倍の11億ドルに急増。ブロックチェーン分析企業Santimentのデータによれば、SNS上での注目度も大幅に上昇している。
AIとIP管理の需要増が成長を後押し
Story Protocolの成長を支える要因として、AI技術の進展に伴う知的財産管理の重要性の高まりが挙げられる。
「IPレゴ」の仕組みにより、クリエイターが自身の知的財産を効率的に保護・収益化できる点が市場で評価されている。さらに、2025年第3四半期にはスタンフォード大学との共同研究を開始する計画も発表されており、技術面での優位性を確立する動きが進んでいる。
投資リスクと市場動向
Story Protocolの完全希薄化後の評価額（FDV）は1.0～2.5ドルと見込まれ、長期的には15ドル以上への上昇可能性も指摘されている。しかし、新興プロジェクトの特性上、価格の変動幅が大きく、短期的な反動リスクには注意が必要な状況だ。
イーサリアムの市場基盤としての役割
ブロックチェーン市場が拡大する中、 イーサリアム（ETH） は依然として基盤技術としての地位を確立している。
現在のETHの取引価格は2,736ドル、時価総額は約3,295億ドルを維持。2022年9月のプルーフ・オブ・ステーク（PoS）移行により、消費電力を99%削減し、環境負荷の低いブロックチェーンとしての評価が高まっている。
また、スマートコントラクト機能を活用した分散型金融（DeFi）や 非代替性トークン（NFT） 市場の拡大、さらにはレイヤー2ソリューションの発展により、スケーラビリティの課題も改善されつつある。
こうした技術的優位性と実用性の高さから、イーサリアムは長期的な投資対象として引き続き注目を集めている。
一方、Story Protocolの市場成長が注目される中、ビットコイン（BTC）関連の新興プロジェクト「BTC Bull（BTCBULL）」も投資家の関心を集めている。
ビットコイン投資家向け新興銘柄「BTC Bull」、ICOで250万ドル調達
BTC Bullは、ビットコイン価格の上昇に連動したエアドロップ報酬を提供するユニークな仕組みで市場関係者の注目を集めている。
具体的には、ビットコイン価格が15万ドル、20万ドル、25万ドルの価格水準に到達すると、BTCBULLトークン保有者にビットコインが無料配布される仕組みだ。
さらに、ビットコイン価格が5万ドル上昇ごとにトークンバーン（焼却）を実施し、トークン価値の希少性を高める仕組みも導入されており、供給圧力を抑えることで持続的な価格上昇が期待されている。
現在進行中のICO（Initial Coin Offering）では、1トークンあたり0.002375ドルで取引されており、これまでに250万ドルの先行投資が集まっている。
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