米ドルの下落 第2四半期の仮想通貨市場を押し上げる=リアル・ビジョンCEOが指摘
リアル・ビジョンのラウル・パルCEOは、米ドルの弱体化が2024年第2四半期の仮想通貨市場の押し上げ要因になる可能性があると述べた。米ドルの下落が続く中、ビットコイン(BTC)は過去24時間で約4%上昇している。
パル氏は 3月5日のX投稿 で「米ドル、金利、原油価格が下落しており(すべてスコット・ベッセント財務長官の目標)、金融環境が急速に緩和され、リスク資産をリードしている」と述べた。ベッセント財務長官は前日、米国の金利引き下げの方針を 表明している 。
パル氏は「これらのトレンドが続けば、第2四半期のテック株と仮想通貨にとって好材料となり、2025年後半(H2)も期待できる」と述べた。
ビットコインの価格動向 Source: CoinMarketCap
パル氏は、米ドルの動向が仮想通貨市場にとって最も重要な要因であると指摘した。米ドルが弱まると、投資家は資産価値を守るために仮想通貨などの代替資産に資金を移す傾向がある。
トレーディングビューのデータによると、米ドル指数(DXY)は2月5日以降、2.79%下落し、104.258を記録した。一方、同期間にビットコインは約6%上昇し、現在9万1860ドルで取引されている。
The DXY is down 2.79% over the past five days. Source: TradingView
仮想通貨トレード分析アカウントのビットコインセンサスは 3月5日のX投稿 で、「歴史的に見て、DXYが弱気になると、ビットコインは長期的に強気となる。今後数週間でDXYがさらに下落すれば、BTCの上昇が期待できる」と述べた。
過去の米ドル下落時にもビットコインは急騰
このパターンは、数年前の新型コロナ(COVID-19)のパンデミックの際にも見られた。
当時、米政府の経済刺激策と金利引き下げにより米ドルが下落。投資家はビットコインに資金を移し、2020年3月に5000ドルだったビットコインは、2021年4月までに6万ドルを超えた。
一方で、2023年11月にドナルド・トランプ氏が米大統領に当選した際には、米ドルが年初来高値を記録し、仮想通貨市場には逆風となった。
当時、リアル・ビジョンのチーフ仮想通貨アナリストであるジェイミー・クーツ氏は、「マクロ経済環境が悪化し、ドル高はビットコインにとって良い兆候ではない」と警告していた。
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